【Film Review】「ロシュフォールの恋人たち」/すれ違い続ける、運命の恋

Les Demoiselles de Rochefort

「ロシュフォールの恋人たち」 (原題:「Les Demoiselles de Rochefort」) (1967年・フランス)

監督:ジャック・ドゥミ

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/フランソワーズ・ドルレアック/ジーン・ケリー/ジョージ・チャキリス 他



活気のある''THE ミュージカル映画''


「シェルブールの雨傘」
のジャック・ドゥミ監督による、ミュージカル。

フランス西南部の海辺の街ロシュフォールを舞台に音楽家を志すソランジュとバレリーナを志すデルフィーヌは、いつかパリへ飛び出して、夢を実現させたいと思っていた。
同時に運命の恋人と出会いたいという夢も抱いているのだった・・・。

「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミ監督作品なのだが、前作よりも、活気のあるミュージカルで、こっちの方が好みだ。

Les Demoiselles de Rochefort

本作は近くにいながらもすれ違い続ける運命の恋人たちを描いた作品で、終始、歯がゆい気持ちにさせるラブストーリーが繰り広げられる。
恐らくメッセージとしては、人と人とは繋がっており、いつしか運命と巡り会えるというものが込められているように思う。
その繋がりという部分では、なかなか面白い方向に向かう場面もあった。

Les Demoiselles de Rochefort

全体的に「シェルブールの雨傘」は、一組の恋愛を描き、その色彩などから幻想的にロマンチックな世界観が映し出されていたが、本作の方がより現実的且つ運命的なものが強いように感じた次第である。
故に映像の印象は少なかった。

実の姉妹が共演した唯一の作品

主演のカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックは、実の姉妹。

Catherine Deneuve Francoise Dorleac

長いキャリアにおいて、唯一の共演なのだが、息のあった素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた。
ダンスにしろ歌にしろ演技にしろ。
特にカトリーヌは「シェルブールの雨傘」とは対照的と言っても良い役柄だが、見事に体現して魅せている。

またアメリカを代表するミュージカルスターであるジーン・ケリーの圧倒的パフォーマンスも見逃せない。

Gene Kelly

存在感自体が凄まじく、スクリーンに登場した時点で、映像が彼を中心になる。
やはり往年の大スターなだけにケタ違いの存在感であった。

まさにミュージカルという作品。
一度は耳にしたことがあるであろうナンバーが満載だった。
ラブストーリーとしても完成度が高い作品だ。

評価:★★★★★★★☆☆☆

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