【Film Review】/「シェルブールの雨傘」/美しくも切ない、映画史に残る名作ミュージカル

Les Parapluies de Cherbourg

「シェルブールの雨傘」 (原題:「Les Parapluies de Cherbourg」) (1964年・フランス)

監督:ジャック・ドゥミ

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーヴォ



その後のミュージカル映画に多大な影響を与えた傑作

映画史に残る、名作ミュージカル。
第17回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

港町シェルブールで暮らす20歳の青年ギイと17歳のジュヌヴィエーヴは深く愛し合っていた。
結婚を約束し合った関係であったが、アルジェリア戦争真っ只中のフランスでは20歳の青年には兵役の義務が課されており、2人は離れ離れにならなくてはならず・・・。

全3部構成で繰り広げられる一組の恋人たちの一大叙事詩と言っても過言ではない。
恋の始まり、終わり、そして再開とそれぞれ一つのテーマに重きを置き、戦火の渦に翻弄される切なき悲恋を感情表現豊かに映しだしている。
当時の世情が反映されていて、女性の立ち位置であったり、兵役の義務など、現代の恋愛劇とは比べものにならないほどの愛に対する重みを感じる物語。

Les Parapluies de Cherbourg

それでいて、愛というものは選択肢が一つではないということも伝えているようにも感じた次第である。
60年代の映画ということもあり、若干簡素な印象を受けるストーリー展開だが、冒頭の雨傘を持った人々が対角線上に歩いて行く姿や色彩豊かな映像などは好印象。

Les Parapluies de Cherbourg

さすがは映画史に残る名作で、その後のミュージカル映画に多大な影響をもたらした作品である。

美しく輝くカトリーヌ・ドヌーヴ

主演のカトリーヌ・ドヌーヴが、とにかく美しい。

Catherine Deneuve

その一言に尽きるほどに美しく、演技も素晴らしかった。
しかし、本作はカトリーヌ自身の歌声で構成されているわけではないらしいので、彼女自身の演技というのは表情のみ。
それでも歌声と表情が絶妙に噛み合っていた。

ミュージカル好きであるならば、観て損はない。
全編歌のみの構成なので、苦手な人は完璧に受け付けないとは思う。

評価:★★★★★★★☆☆☆

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]



シェルブールの雨傘 [Blu-ray]



スポンサーリンク

コメント

非公開コメント