【Review】「ザ・マペッツ」/決して子供向けではありません!!

The Muppets

「ザ・マペッツ」 (原題:「The Muppets」) (2015年~2016年)

出演:カエルのカーミット/ミス・ピギー/フォジー・ベア 他



マペットだってつらいのよ・・・

全米で国民的人気を誇る「ザ・マペッツ」が、TV番組として登場。
米ABCで高視聴率をマーク。

「ミス・ピギーと夜ふかし」というトーク番組を製作するTV局。
ピギーの元恋人であるカーミットは、番組を統括するも、仕事に恋に友情にてんてこ舞い。
さらには、ミス・ピギーに振り回される毎日を送っているのだった・・・。

「ザ・マペッツ」と聞くと子供向けの番組を想像する人が多いかもしれないが、本作は、決して子供を中心とした視聴者に向けた作品ではないということを念頭に置いてもらいたい。
カエルのカーミットやミス・ピギーといったキャラクターたちが登場するこの「ザ・マペッツ」は、アメリカでは国民的作品の一つで、これまで映画化も何度かされている。
元々は子供たちをターゲットにした、マペット劇だったのだが、今回の「ザ・マペッツ」はこれまでの色とは少し違う。
というのも、メインのテーマとなっているのが、トークショーの舞台裏で起こる彼らマペットたちのプライベートなのだ。

The Muppets

いくらマペットだからといって、生き物であり、仕事のストレスや恋愛など、人間と同じく多忙な日々を過ごしている。
その様子、モキュメンタリー風に綴っているのが、本作だ。
なので、際どい会話や失恋話など、子供に聞かせるには、ちょっと躊躇してしまうような場面も登場し、極めて大人をターゲットに描かれている。

The Muppets

また、多民族社会アメリカのTV局を映し出すように多種多様な動物たちをモチーフにしたキャラクターたちが登場し、現代のTV局が抱えるような問題も描かれており、社会を映し出す鏡のような役割を果たしている部分も面白く感じた次第である。
そして特に本作を観ていて、心惹かれたのが、マペットたちの表情!

The Muppets

あまり大きな声では言えないが、彼らはいわば人形なのだが、その感情表現が実に豊か。
感情毎に表情が変わっているように見え、かなりリアルに映る。
これはそこらの大根役者よりも圧倒的リアリズムを醸し出しており、ファンならずとも必見と言える。
彼らの表情を観るだけでも、毎回楽しめるのだ。

毎回ゲストとして登場する豪華ハリウッドスターたちも見逃せず、なかなか楽しめた。
敬遠気味の方は、ぜひ1話だけ観て、どのように感じるか試してもらいたい。
まさに、世界中の大人たちが共感できるような内容が色濃く描かれた、大人の為のコメディ作品と言えるだろう。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆


スポンサードリンク

コメント

非公開コメント