【Film Review】「ノック・ノック」/浮気男の末路!!衝撃のヴィジット・スリラー

Knock Knock

「ノック・ノック」 (原題:「Knock Knock」) (2015年・米)

監督:イーライ・ロス

出演:キアヌ・リーブス/ロレンツァ・イッツォ/アナ・デ・アルマス 他



変態監督が''男の性''を描く

ハリウッドきっての個性派監督イーライ・ロスが贈る、ヴィジット・スリラー。

良き家庭人であるエヴァンは、父の日を家族と共にビーチで過ごすはずが、急な仕事で家に一人残ることに。
豪雨が降り注ぐ中、2人の女性が道に迷い訪ねてくる。
この2人を家に招き入れたことから、彼の人生は狂い始める・・・。

ハリウッド随一の変態監督イーライ・ロスが、描き出す独特の世界。
「グリーン・インフェルノ」では食人族という人間のタブーを描きながらも、自然破壊への警笛を鳴らしていたが、本作は、世に蔓延る不倫や浮気といった家族のタブー、男の本性に挑戦している。
良き家庭人であれど、魅力的な女性に誘われたら、決して断ることはない・・・。

Knock Knock

まさに男の性とでも言うべき事実を際どくも、前面に出し切っている。
要するに浮気をした男の末路が本作では描かれており、世の男性たちへの強烈過ぎるメッセージが込められているのだ。
また、メインとなるストーリー展開への移行も焦らして焦らして移って行くので、気が気じゃない。

Knock Knock

変態監督と言われ、毎回ドギツイ描写の際立つ作品を製作するイーライ・ロスだが、彼の作品にはどこか現代社会への強烈なメッセージが込められており、なかなか印象深い作品に仕上がっているのだ。

殻を打ち破る、キアヌ・リーブス

一夜の過ちで地獄を過ごすことになる主人公を演じるのは、キアヌ・リーブス

Keanu Reeves

最近のキアヌは、「ジョン・ウィック」といい、殻を打ち破る演技を魅せている印象が強い。
若い頃はクールな好青年的イメージで、感情表現ができないだの言われていたが、近年は逆に感情を爆発させている。
本作も例外ではなく、家に浸入してきた美女2人に翻弄されながら、命からがら逃げようとする姿を熱演。
しかし、その必死な姿が逆に滑稽に映るというミラクルも起きており、その辺りのキアヌの魅力が存分に活かされていた。
そして何と言っても、彼女たちの誘惑に抵抗するキアヌがどこかキュートに映っているのも、ご愛嬌であった。

また、狂気に満ちた美女たちの1人を演じるロレンツァ・イッツォにも注目してもらいたい。

Lorenza Izzo

彼女は「グリーン・インフェルノ」などにも出演している、イーライ・ロスのディーヴァで、彼の作品には欠かせない女優。
なかなかしっかりとした演技を魅せており、なりきり度が半端ではなかった。
これからに注目したい実力派女優と言えるだろう。

イーライ・ロス︎×キアヌ・リーブスという異色のタッグが、面白いように活きている作品。
あえて女性を浸入する側にし、男を痛めつけるという斬新な切り口で描いたことを評価したいし、全編通して新鮮な気持ちにさせてくれた。

評価:★★★★★★☆☆☆☆


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