【Film Review】「ザ・スイッチ」/ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー101作目という重要な作品

The Swap

「ザ・スイッチ」 (原題:「The Swap」) (2016年・米)

監督:ジェイ・ケイラス

出演:ペイトン・リスト/ジェイコブ・バートランド/キアナ・マデイラ/イリアナ・ジョーンズ/ケイラン・ポッター/ジェームズ・ゴッドフリー 他



DCOM、厳しさを伴う新たな船出

ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー第101作。
メガン・シュルのライトノベルが原作。

高校二年生のエリーは、両親が離婚し傷つきながらも明るく新体操部の活動に励んでいた。
またアイスホッケー部のジャックは、母親を亡くし、コーチでもある厳しい父と兄2人との暮らしの中でプレッシャーに押し潰されそうな日々を送っていた。
ある時、ひょんなことから2人の心と体が入れ替わってしまい・・・。

この「ザ・スイッチ」という作品は、ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーが100作を迎え、また新たな旅立ちを迎えるためにもとても重要な101作目の作品だ。
正直なところ、ここ数年のディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーは、初期の頃のようなメッセージ性の強い作風ではなく、どちらかと言えば人気スターありきのヒット作を作ろうとして失敗している例が多い。
100作を迎えたということで、心機一転新たな新機軸を打ち出してくるかと思って期待したが、ここ数年の作品と同じく、ストーリー性に欠ける内容で、残念だった。

The Swap

最近、度々題材にされることの多いスマホをメインとしているところにも新鮮味がなく、かなりファンタジックな内容になっている部分も説得力がない。
現代のティーンはスマホを手放せない生活をしており、題材として描きやすいのはわかるが、これでは極めて安易すぎる。
男女が入れ替わるという新しいものもあるが、まだまだ2年前に製作した「ゾーイの秘密アプリ」が記憶に新しい分、二番煎じ的要素が強すぎる。

The Swap

ただ、先にも述べたように男女が入れ替わるという発想はディズニーにしては珍しく、かなり現代的ではあるように感じた。
このプロットが、ストーリーラインに良い影響を及ぼしていたり、ラストにもしっかりと活きており、終わってみての印象は、スッキリとした好印象。
プロットは良いので、肉付けがしっかりしていないということ。

キュートなペイトン・リストが魅力を発揮!!

主演は「ジェシー!」のエマ役でもおなじみペイトン・リスト

Peyton List

きっちりと整った顔立ちで、清楚な印象の強い女優だが、どこかわがままなイメージも強い彼女だからこそ出せる魅力があるように感じた。
主に男の子が憑依した女の子を演じているのだが、演技に説得力があり、しっかりと''男勝り''な部分を表現して魅せている。
そのなりきり度も高く、演じ分けも素晴らしかった。

相手役のジェイコブ・バートランドは、一見ホッケー選手とは思えない頼りなさを醸し出しているが、逆にそこが功を奏している。

Jacob Bertrand

ペイトンとは逆に女の子が憑依した男の子を演じているので、そのナヨナヨした感じが、逆にリアル。

しかし、主役の2人よりも存在感を発揮したのが脇役陣で、ジェームズ・ゴッドフリー演じるポーターやケイラン・ポッター演じる兄貴などが主人公2人を支える役割を担っており、大いに魅力を感じた。

どうしてもスマホを使ったファンタジックな内容が気に入らなく、最近のディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーと同じく、そこまで魅力を感じる作品ではないが、スッキリとした気分にはさせてくれる。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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コメント

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感想

私は逆で最近のDCOMは変に恋愛モノとか、薄っぺらい後味が何も残らないようなものばかりでしたが、この映画は家族愛も友情もしっかりあって、見終わって「これは最近のDCOMで一番いい作品!」って思いました!
やっぱり昔の作品と比べたら敵いませんが、近年の作品で比べたら最高です!
ペイトンの演技も上手くて、本当に男の子のようでした。(言い過ぎ笑)
久しぶりに見応えのある作品が出たな!と感じました。
でも入れ替わりのシーンのSF感はちょっとな。。って感じです(笑)
スマホのチャットは現代ぽくって受け入れやすかったです。
これがスマホじゃなくて日記とかだったらきっとこんなにいい評価してないと思います(笑)

長々す失礼しました!