[映画批評]若かりし頃のブライアン・クランストンがサンタになって大暴れ!!「ハイテクサンタがやってきた」

'Twas the Night

今回は、「ハイテクサンタがやってきた('Twas the Night)」の批評

ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー第30作目
クリスマスイブの夜。
家族でクリスマスを過ごそうとしていたダニーたちの元に詐欺師であるニックおじさんがやって来る。
そこにひょんなことからサンタクロースもやって来て、あろうことか気絶してしまう。
ダニーとニックおじさんは、サンタの代わりを務めようとするが、サンタの技術を悪用して・・・

ディズニー・チャンネルの作品なだけに王道のクリスマス・ムービーかと思ったが、意表をつくような作風で驚かされた
まず、本作に登場するキャラクターたちがサンタクロースを信じていないという設定もファミリー映画にしては珍しいし、ましてや主人公が人を騙くらかす詐欺師なのだ

'Twas the Night

サンタがひょんなことから家にやってきて、あることがきっかけで気を失ってしまい、代わりに甥っ子と叔父でサンタの代役を果たすことに
詐欺師である叔父は訪れる先々で盗みを繰り返し、完全にサンタの力を悪用。とクリスマスの精神とは逆の方向に話が向かっていく
このように極端に悪い大人からの目線で物語が進み、詐欺だの借金だのという言葉が飛び交うのがクリスマス映画にしては新鮮
一方のサンタは、自らのソリを探して子供たちと深夜のドライブに
サンタの持つカリスマ性と特別な力で不良でさえも心を入れ替えてしまう
こちらはこちらでクリスマスの助け合いの精神を体現した物語を魅せる

'Twas the Night

この相対する2つの物語が交錯しながら、進んでいき、最後にはクリスマスらしいファミリー要素の強い展開を魅せ、心惹かれる作品であった
サンタクロースの持つ特性を上手くハイテクに切り替えたと思うし、一風変わったクリスマスのメッセージが込められている部分も、とても新鮮に映った

主人公の叔父で詐欺師のニックを演じるのは、ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)

Bryan Cranston

最近ではシリアスな役柄が多い彼だが、当時は、「マルコム in the Middle」の影響もあり、コメディ演技を得意としていた
彼の真骨頂とでも言うべき、抜群のコメディセンスを発揮しているし、表情や仕草がかなり絶妙だった
思いの外、サンタの衣装が似合うところも面白い
今となっては、あまり観れないブライアン・クランストンが観れる
当時のディズニー・チャンネルは、まだまだスターと呼べるような俳優が多くなく、オリジナル・ムービーでは、ほとんど無名の俳優を起用していた
そういったこともあり、主要キャストは、知らないキャストが多かったが、ブライアン・クランストンほどの大物をここで起用したところに渾身の一作であることが伺える

クリスマスに家族で観るにはピッタリの映画
クリスマスの持つ本当の意味を体現しているし、アメリカらしい作品だった

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