[海外ドラマ批評]「プリズン・ブレイク」ファンなら、観なきゃ損!!DCユニバース「レジェンド・オブ・トゥモロー」

Legends of Tomorrow

今回は、DCユニバース海外ドラマ第4弾「レジェンド・オブ・トゥモロー(Legends of Tomorrow)」の批評

2166年。
不死身の悪党ヴァンダル・サベッジによって世界は支配されていた。
時を行き来できるタイム・マスターズのリップ・ハンターは妻子を殺害されたことから、サベッジを時の流れから消そうとするが、評議会によって、その意見は却下されてしまう。
彼はタイム・マスターズを敵に回しても、妻子を救う為、2016年のスター・シティとセントラル・シティで活躍する''正義の味方''と''悪党たち''を集め、未来を彼らに託す・・・

「ARROW」「THE FLASH」のスピンオフ作品であり、双方に登場したサブキャラクターたちの活躍を中心にした本作

Legends of Tomorrow

脇役たちだからといって侮ってはいけない
今年、同じくDCコミック原作の「スーサイド・スクワッド」という作品が公開され、全世界で話題をさらったが、本作はまさにその海外ドラマ版
「バットマン」に登場する悪役やその他のヴィランで構成された使い捨て集団が「スーサイド・スクワッド」だが、この「レジェンド・オブ・トゥモロー」もまた全員が悪人というわけではないが、社会から逸脱し、無作為に選ばれた使い捨て集団なのだ

Legends of Tomorrow

その事が原因で序盤はモメることが多いが、彼らが本当のチームないしヒーローとなり、"明日の伝説"を目指していくストーリーが繰り広げられる
各々メンバーに焦点が当てられるエピソードが用意されており、彼らの過去の回想までもが含まれ、シーズン冒頭で雑なメンバー紹介をした分をシーズン通して取り返したように思う
ただ、この雑な描き方というのが終始目立っており、若干の脚本の甘さというのは否めない
そこが残念だし、全編通して敵であるヴァンダル・サベッジを追い詰めるも取り逃がすというパターンの連続が気になる
次シーズンからは、ここを改善してもらいたい
「荒野の七人」や「ターミネーター」といった名作映画へのオマージュが込められたエピソードも目を惹き、この辺りは映画ファンなら楽しめるものになっていた

Legends of Tomorrow

また、過去へ未来へ奔走するストーリーラインであることから、その時代特有の世界観を映し出した演出は素晴らしかった。
当時のファッションや音楽などのトレンドから映像の色を変えて表現しているところまで、あらゆる点において、タイムトラベル物の特性を活かしていた
この訪ねた時代というのが、後々重要なポイントとなってくるので、お忘れなく
タイムトラベルや宇宙などを中心とした題材であるため、先に述べた他のDCユニバース海外ドラマよりも、SF色が強くなっており、ここもまた、利点と難点が共存した結果になっている

チームをまとめあげるリップ・ハンター船長役には英国俳優のアーサー・ダーヴィル(Arthur Darvill)

Arthur Darvill

彼は「ドクター・フー」のサポート役などで人気を博した俳優であり、本作でもその経験が存分に活かされている
リップというキャラクター自体がドクターのようなキャラクター性の持ち主なのだが、演じるアーサーの演技もどこか往年のドクター俳優からインスピレーションを受けているような印象を受ける
チーム内でただ一人イギリス英語で話す独特な存在として、楽しませてもらった

本作において、主役級の役割を果たし、もっとも焦点が当たっているのは、恐らく、サラ・ランス役のケイティ・ロッツ(Caity Lotz)

Caity Lotz

彼女のために製作されたのかと思うほどにカッコ良く映し出されている
それは「ARROW」で少なながらにも描かれてきた人間性を広げるという点においてもアクションに関しても感じる
「ARROW」ファンは必見の今までに観たことがない彼女を目撃することになるだろう

同じく「ARROW」から参戦のブランドン・ラウス(Brandon Routh)演じるレイ・パーマー/アトムは、その個性を存分に活かし・・・

Brandon Routh

「THE FLASH」から参戦してきたヴィクター・ガーヴァー(Victor Garber)&フランツ・ドラメー(Franz Drameh)の演技もものすごく小気味良く映った

Victor Garber & Franz Drameh

そして忘れてはならない本作において最も重要なキャストであるウェントワース・ミラー(Wentworth Miller)とドミニク・パーセル(Dominic Purcell)のコンビ

Wentworth Miller
Dominic Purcell

「THE FLASH」でもこのコンビは話題を呼んだが、本作では抜群の存在感
「プリズン・ブレイク」とは異なる演技を見せる2人に目が釘付けだ
特にウェントワースの独特な喋り口は、見るものを圧倒する素晴らしい演技
この2人は、ただの悪役に成り下がらない素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれる
彼らだけのドラマをもう一本、観たいほどである

シーズンを通してのヴィランであるヴァンダル・サベッジを演じたキャスパー・クランプ(Casper Crump)も嫌らしく小気味の良い演技であった

Casper Crump

登場人物たちが着こなす時代時代のファッションからも目が離せない


DCユニバース海外ドラマのファンなら、絶対に見逃せない
シリーズに登場したキャストたちも顔を魅せるし、今後もクロスオーバーが多数控えている
このドラマを観れば、きっと、メンバーたちを観る目が変わることだろう

レジェンド・オブ・トゥモロー 〈ファースト・シーズン〉 コンプリート・ボックス(8枚組) [DVD]



レジェンド・オブ・トゥモロー 〈ファースト・シーズン〉 コンプリート・ボックス(2枚組) [Blu-ray]



スポンサーリンク

コメント

非公開コメント