[海外ドラマ批評]炎の中に人生がある!!「シカゴ・ファイア」 シーズン1

Chicago Fire

今回は、アメリカTV界を代表するクリエイター ディック・ウルフ(Dick Wolf)が放つ「シカゴ・ファイア(Chicago Fire)」の批評

シカゴ第51分署の消防士たちが救命活動に命を懸ける姿を描く
消防活動中に仲間の一人が殉職したことから、51分署の面々は分裂していた。
そこへ、一人の候補生ミルズがやって来るが・・・。
今日もシカゴの街を守る為、出動要請がかかる

これまで消防関係の海外ドラマというものはあっただろうか
日本において海外ドラマブームが到来する前、もしくはそれよりも数十年昔に遡れば存在するのかもしれないが、私の中ではこれが初だ
本作を放送する海外ドラマ専門チャンネルAXNの''炎の中に人生がある''というキャッチコピーは実に的を射ている
全編通して本作で描かれているものというのは、ただ火事を消火したり、救命活動に勤しむ姿だけでなく、屈強な消防士たちも一人の人間として、日々の人生も色濃く映し出されている

Chicago Fire

友情、家族、恋愛、時には苦悩や葛藤など、人間ドラマに欠かせない要素が、他のどのドラマよりも充実している
消火活動を通じて人生の壁を打ち壊し、一人の人間として強く生きていく
そんなテーマがこのドラマの要となっている
もちろん、本作の見せ場である消火や救命活動の描写は、ただ一言格好良く、このドラマを観た誰しもが消防士という職業に憧れを抱くことだろう

Chicago Fire

リアルなカメラワークやドラマ性もさることながら、随所に織り込まれるコメディ要素にも魅力があり、全24話とかなり長めだが、全く退屈せずに観れた
全米で大旋風を巻き起こしているモンスタードラマと言われる要因が、これでもかと伝わってくるドラマ

主人公ではしご81小隊の小隊長マシュー・ケイシー役は、ジェシー・スペンサー(Jesse Spencer)

Jesse Spencer

「Dr.HOUSE」で医師を演じた後、すぐに挑戦したのが、消防士役
どちらも人命を救う役どころだが、本作のジェシーは、とてつもなく頼りがいがあり、小隊長としての貫禄を漂わせる
チームをまとめ、時には隊員たちの良き支えになり、世の上司の鑑と言えるような存在を好演している

もう一人の主人公でエリート集団である救助隊の小隊長ケリー・セブライド役は、テイラー・キニー(Taylor Kinney)

Taylor Kinney

彼もまた素晴らしく筋骨隆々の見事な肉体美と確かな演技で、魅力的なキャラクター像を作り上げている
時にはケイシーと対立することもあるが、お互いを尊敬し合ってる様がよく伝わってくる見事に関係性を演じきっている
ケイシーよりも人間らしく、私生活を重視して描いているように感じた

彼ら小隊長よりも上の存在であるボーデン大隊長役のイーモン・ウォーカー(Eamon Walker)は圧倒的な存在感でただひたすらに貫禄のある演技を魅せていた

Eamon Walker

その演技には消防士として長年生きてきたかのような表情が刻まれており、圧巻だった

そして、視聴者が最も感情移入すらキャラクターといえば、チャーリー・バーネット(Charlie Barnett)演じるピーター・ミルズ候補生

Charlie Barnett

彼の存在が一際ドラマ性を高めており、仕事に人間関係にと、まだまだ未熟な一面を見せることが多いが、そこが逆に面白く、気になる存在
演じる もその辺りをしっかりと表現した演技を魅せており、良かったと言える

他にもオーチス、ハーマン、クルース、マウチといった個性豊かな消防士たちに注視したエピソードも色を添えてくれており、隊員各々の重要性を物語っている

なかなか衝撃的な場面も多く登場するドラマだが、そこはリアリティを追求してこそ
圧倒的リアリズムで描がく、今までになかった消防ドラマが、この「シカゴ・ファイア」なのだ

シカゴ・ファイア DVD-BOX



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