[映画批評]日本劇場未公開のスペクタクル超大作「ノース・ウォリアーズ 魔境の戦い」

Northmen

今回は、「ノース・ウォリアーズ 魔境の戦い(Northmen-A Viking Story)」の批評

中世ヨーロッパで北欧から勢力を拡大した''ノースマン''と呼ばれるヴァイキングの戦いを描く、アクション・アドベンチャー
9世紀。
ヴァイキングのアスビョルンたちは、ノルウェー初の統一王ハーラルと対立し、植民地リンディスファーン島に新天地を求めていた。
だが嵐で船が沈没、彼らは敵国アルバ王国に漂着する。
近くにいた敵兵を蹴散らした彼らは、残された車の中に身分の高い女性を見つけ、人質とするが、彼女こそは王の娘インゲン姫だった。
王は姫を奪還すべく、最強の傭兵部隊を派遣する・・・

「ヴァイキング ~海の覇者たち~」のヒットにより、ここ数年増えてきている、ヴァイキングを題材とした作品
実話ベースの作品であるために、物語の迫力はかなりのものがあるが、本作はいまひとつで、アクションにばかり重きを置きすぎているような印象を受ける
90分強、戦い通しであり、キャラクター各々の人物像や物語の肉づけがしっかりできておらず、疑問を感じずにはいられないストーリーになってしまっている

Northmen

主人公があまりにも弱すぎるという点も、イマイチ乗りきれない要因と言えるだろう
ただ、それでも90分という比較的短い映画ではあるが、スケールという点においては確固たるものがあり、「ロード・オブ・ザ・リング」や「ゲーム・オブ・スローンズ」などのファンタジー大作に引けを取らないほどに壮大であった
ハリウッド大作でなく、スイス映画でここまでのスケールを醸し出したのは評価したいし、ハリウッドに対して力を示したように思う
全体的に映像はなかなかだが、情報量やストーリーは、あまりないという事

主演は、トム・ホッパー(Tom Hopper)

Tom Hopper

正直言って、彼の演技は微妙そのものだった
役柄的にも魅力は感じないのだが、終始嗄れ声且つ感情移入の出来ていない演技の数々など、主演俳優としてはかなり役不足な印象を受けた

一方で目を惹いたのが、ライアン・クワンテン(Ryan Kwanten)

Ryan Kwanten

海外ドラマ「トゥルーブラッド」では、少し間抜けな役柄だったが、本作ではマスタークラスの牧師役
そのギャップも面白いのだが、意外と様になっており、存在感のある演技を魅せていた

そして、海外ドラマファンにとって見逃せないのが、ジェームズ・ノートン(James Norton)の出演

James Norton

「牧師探偵シドニー・チェンバース」でおなじみの人気英国男子の一人だが、彼のワイルドな演技を堪能できる
出番はさほど多くはないが、それでも彼のファンにとっては儲けものだろう

彼らを執拗に追いかけてくる敵役のエド・スクレイン(Ed Skrein)も見逃せない

Ed Skrein

最近では「トランスポーター イグニション」や「デッドプール」などで印象を残す俳優だが、彼の嫌らしい悪役ぶりが発揮されている役柄と言える

映画としてのおススメ度は低いが、出演者が意外と豪華なので、そこは魅力かもしれない
ただ、90分強の上映時間なのにもかかわらず、長く感じさせるのは、やはり面白くないという事

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