[映画批評]それは知らぬ間に、あなたの体内に潜んでいる。「ザ・ベイ」

The Bay

今回は、「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ぺリ(Oren Peli)と「レインマン」のバリー・レヴィンソン(Barry Levinson)という異色のタッグが織りなすパンデミック・スリラー「ザ・ベイ(The Bay)」の批評

2007年7月4日 独立記念日のメリーランド州チェサピーク湾。
そこは大勢の人々で賑わう活気に満ちた街だった・・・。
しかし、この年の独立記念日は、一瞬にして悪夢と化すことになる・・・。
一人の女性リポーターの記録の映像と政府により隠滅された映像とでその様子が綴られる

終始ドキュメンタリー形式で描かれるモキュメンタリー映画で、ゴミなどの不法投棄や放射能汚染による環境破壊や政府による隠滅行動を明るみにしている
しかし、この手のモキュメンタリー作品にしては説得力に欠けるというのは否めず、皆が皆、カメラを持って撮影しているという点も不可解だし、POVやモキュメンタリーに必要な''自然な''演出というのが皆無に等しい
あまりにも演出がかりすぎて、リアリティがなく、この手の作品が好きな身としては残念極まりない印象だ
製作を務めるオーレン・ぺリの代表作「パラノーマル・アクティビティ」の衝撃は鳴りを潜め、監督のバリー・レヴィンソンらしい重厚な人間ドラマというものも描かれておらず、この2人の製作者を無駄遣いして終わったのが本作
キャストは無名の人材を使うことで説得力が増したが、近年の名作モキュメンタリーと比べてしまえば、演技の域を出ておらず、こちらにもリアリティがない
登場人物たちの無能さを表現するかのごとく、良い具合に役にはなりきっていたが・・・

とにかく終始、気持ち悪いし、気分の悪くなる映画で、寄生虫による恐怖というのは十分すぎるほど痛感した次第である

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