[新作映画批評]バカがバカの為に贈る。「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」

Dumb & Dumber To

今回は、大ヒットコメディ20年ぶりの続編となる「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(Dumb & Dumber To)」の批評

あれから、20年・・・。
ハリーとロイドの友情は続いていたが、ロイドは精神疾患に陥り、精神病院に入院する毎日を過ごしていた。
が・・・実はそれは全くのデタラメ
その後ひょんなことから子供がいることが判明したハリーは、ロイドと共に2000マイルの旅に出ることに・・・

1996年に大ヒットした1作目「ジム・キャリーはMr.ダマー」しかり、2003年に公開された前日譚「新Mr.ダマー ハリーとロイド、コンビ結成!」しかり、共通していることと言えば、何ともバカらしくくだらないコメディ映画であるということ
本作のファンである人はそこに惹かれるのかもしれないが、やはりシリーズ通して観ても、あまりにもくだらな過ぎて、入り込めない

Dumb & Dumber To

やることなす事、全てが最高潮にバカで、まさに''バカMAX''というタイトルに相応しい出来栄え
もう3作目まで来るとストーリーなどに魅力は皆無で、ただただバカがバカをやるだけの映画になってしまっている
ファレリー兄弟(Farrelly Brothers)というのは、もうちょっと中身の濃いコメディ映画を撮る監督であったが、本作は空いた口が塞がらないほどにアホらしく、アホらしいという言葉しか、出てこないほどにアホだ
しかもアホすぎて、全く面白くない・・・

Dumb & Dumber To

過去の回想シーンや前作と繋げてある部分は続編としてしっかりしてるが、評価できるのはそこだけ
何もかもが一昔前のおバカコメディのような仕様で古臭く、90年代に製作された1作目から、何の成長も感じられない
これは、アニバーサリー的なもので、1本の映画として観るよりも、20年経って、帰ってきたという事実だけを楽しむものなのかもしれない

主演は前作から20年ぶりの続投となる、ジム・キャリー(Jim Carrey)とジェフ・ダニエルズ(Jeff Daniels)

Jim Carrey

正直な感想を言えば、時代の流れを感じるのは否めない
特に90年代あれほどまでにコメディアンとして一世を風靡していたジム・キャリーがここまで廃れたというのは寂しい気持ちでいっぱいだ
もはや彼のコメディに面白さの欠片は一つもなく、表情の変化もあまりなく、ただただ面白くしようとしている様が観ていて伝わってくる
表情のみで観客を笑いに包んでいた彼の表情に面白味がなければ、魅力は一切ない
年を重ね、彼のコメディにも時代の余波が訪れたという事か

Jeff Daniels

一方のジェフ・ダニエルズは昔と変わりなくなのだが、どうしても面白くない
彼のおどけた演技というものにも陰りが見え始め、大げさになってしまっている
2人の演技がいつにも増して、下ネタよりになっているというところに、現時点での彼らの実力を伺える次第だ

本作において、唯一の見どころと言えば、物語の終盤に登場する、ポール・ブラックソーンで、「ARROW/アロー」のランス警部役で最近ではおなじみだが、久しぶりに髪の毛のあるお姿を拝めたのが、何より最高だった

シリーズが大好きな方でも、この続編にはかなり不満が残るかもしれない
ここ数年ヒットから遠ざかっている印象のあるファレリー兄弟が保身に走ったようにしか思えないほどに、とって付けたかのような続編
つまらなさも''MAX''の何とも残念極まりない映画であった

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