[映画批評]ジム・キャリーのおバカぶり炸裂!!名作コメディ「ジム・キャリーはMr.ダマー」

Dumb & Dumber

今回は、アメリカン・コメディの革命児ファレリー兄弟(Farrelly Brothers)の商業映画デビュー作「ジム・キャリーはMr.ダマー(Dumb & Dumber)」の批評

リムジンの運転手のロイドは、ある日、美女メアリーに一目惚れ。
彼女を無事に空港まで送り届けることはできたものの、その彼女が一つの鞄を置き去りにしてしまう。
その鞄を届けようと親友のハリーと共に3000マイル離れたアスペンまで行こうとするが、その鞄には大きな秘密が隠されているのだった・・・

本作は後に「メリーに首ったけ」で世界的大ブレイクを果たすことになる、ファレリー兄弟の記念すべきデビュー作として、有名な作品
当時としては、ここまでおバカなコメディ映画というのが、あまり存在せず、その過激な描写から、コメディ映画界に新風を巻き起こした監督と言えるだろう

Dumb & Dumber

しかし、今ではこのようなおバカっぷりが存分に現れた映画というのも多くなってしまったことから、初見のオーディエンスにとっては、そこまで新鮮に映らないかもしれない
現に今になってから観てみると、古臭さというものも否めず、ストーリー的にもギャグ的にもそこまで惹かれるものがなかったというのが正直なところ
コメディあり、サスペンスあり、アクションありの娯楽性の高いロードムービーだが、おバカさとその面倒臭さが先行してしまい、どうにも退屈に感じてしまった

Dumb & Dumber

現代の細部まで考え抜かれたコメディに比べると愛おしさと懐かしさを感じる古き良きアメリカン・コメディだが、どうにもこのような印象を持ってしまったというところに時代の変化とコメディの進化を感じ取ってしまい、なんだか寂しい気持ちになってしまった
ちなみに原題の「Dumb & Dumber」は、アホと超アホという意味があり、どっちが超アホなのかは、ご自身で判断を

主人公のアホコンビを演じるのは、ジム・キャリー(Jim Carrey)とジェフ・ダニエルズ(Jeff Daniels)

Jim Carrey

ジム・キャリーは同じ年に「マスク」の大ヒットを受け、人気コメディアンとして、大ブレイク
その勢いそのままに公開されたのが本作で、若かりし頃の彼の魅力が存分に詰まった一作と言える
お得意の表情で笑いを取るという天性のコメディセンスで、笑いに包んでくれる
しかし、どうにも数年ぶりにジム・キャリー主演映画を観たのだが、やはり時代を感じてしまったのは否めない
昔は大笑いしながら観ていた印象の強い俳優だったが、そこまで彼の面白さを感じ取れなかったのも事実
そういうところにも近年活躍の場が減ってきてしまっている天才コメディアンの行く末を観てしまったようで、なんだか寂しさがあった

Jeff Daniels

一方のジェフ・ダニエルズは今も昔も変わらぬのらりくらりとした印象の強い俳優であり、時代の流れを感じさせない
彼ももっとバカをやっているような印象があったが、意外にもジム・キャリーを支えるような役柄でまともに見えてしまったのは気のせいか
この2人の相性というのも抜群で、さすがに当時大ヒットを記録し、今なお彼らの代表作となっているだけのことはある

そして、当時結婚にまで発展したジム・キャリーとローレン・ホリー(Lauren Holly)の共演も見逃せない

Lauren Holly

彼女と言えば、「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」のジェニー・シェパード役として有名であり、クールな印象の強い女優だが、想像もつかないほどに弾けた演技を魅せているのも、海外ドラマファンは注目だ

20年以上も前の映画という事で、古臭さはあるものの、当時の時代を感じ取れる、アメリカン・コメディ
続編が公開され、現在リリース中である今こそ、もう一度観ておきたい作品だ

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