[映画批評]トム・クルーズ史上初の本格宇宙劇!!「オブリビオン」

Oblivion

今回は、「オブリビオン(Oblivion)」の批評

2077年。人類は60年前に起きたエイリアンたちの侵略及びその戦いで、大半が土星の衛星''タイタン''に移住していた。
荒廃しきった地球での任務に携わるジャック・ハーパーは、エイリアン''スカヴ''を始末しながら、地上を監視していた。
ある日、謎の宇宙船が墜落し、調査に向かったジャックは、夢で毎日のように見る女性を見つけ、助け出すが・・・

まず第一印象としては、トム・クルーズらしくない映画であるという事
この頃のトムは「ロック・オブ・エイジズ」で歌声を披露したり、割と転換期にあったころで、本作もその意欲的な作品の一つ
これまで数多くの超大作で主演を張ってきたスーパースターであるトムだが、意外にも本格的な宇宙を舞台にしたSF作品への出演はこれが初めて
2005年にスティーヴン・スピルバーグの「宇宙戦争」には出演したが、これは、ほとんど地球を舞台としているので、含んでいない
なので、トム・クルーズが宇宙船を操縦していたり、無重力状態で演技をしている姿には、かなり新鮮さを覚えた

Oblivion

だが、作品としては、あまりにも入り組み過ぎていて、正直、初っ端から内容について行けなかったというのが本音
「月に囚われた男」や「ザ・ウォーカー」などと重なる部分も多く、新鮮味がないというのも難点

Oblivion

演出上の問題もあり、わかりにくい部分もしばしば
荒廃した世界を舞台にした割と現代らしい作風のSF作品で、トム・クルーズらしい華々しい雰囲気の映画ではなく、どちらかというと静かで重たい空気の流れる映画であった

主演はトム・クルーズ(Tom Cruise)で、前半で述べたことがほとんどだが・・・

Tom Cruise

作品選びでは少し迷走したが、それでも、やはりトム・クルーズの正義感ぶりは健在
自分自身の''存在''に気づき、陰謀を暴こうとする姿勢や地球を守ろうとする姿まで、これまでトムが魅せてきたヒーローらしさを存分に発揮している
この手の役柄を演じさせたら、世界一と言っても過言ではない

相手役を務めるのは、過酷な状況下の役どころを得意とする、オルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)

Olga Kurylenko

彼女もまた一筋縄ではいかないヒロイン像を築き上げたし、中盤ぐらいからの登場だが、印象に残る演技を魅せていた

そして、重要な役割を果たすことになる謎の人物マルコム・ビーチ役には、名優モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)

Morgan Freeman

善人から悪人まで幅広くこなす俳優の為、ミステリアスに物語をかき回してくれる
正直言って、そこまでピンとくるような役ではないのだが、最後の最後で良いとこどり

後は、「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェイミー・ラニスター役でおなじみのニコライ・コスター=ワルドー(Nikolaj Coster-Waldau)さんが出ていたのが、収穫だった

Nikolaj Coster-Waldau

公開当時からあまり惹かれなかった作品だったが、予想通り、受け入れ難い映画だった
あまりにも物語が錯綜しすぎて、まとまりきらなかった印象を大いに受ける
トム・クルーズ出演作の中でも、ワースト10に入る勢い・・・

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