[新作映画批評]キャストが海外ドラマ出演者でごった返し!「マネーモンスター」

Money Monster

今回は、大女優ジョディ・フォスター(Jodie Foster)監督作品「マネーモンスター(Money Monster)」の批評

全米一の財テク番組「マネーモンスター」が生放送中にジャックされた!!
かつて番組内で紹介したある会社の株を巡る資産運用に失敗した男が、操作された情報に施された結果で損をしたと主張し、司会者にその真実を明らかにしろと言うのだ。
果たしてその真実は明らかになるのか?そして、人気司会者の運命やいかに

まず本作において最も目を惹く部分と言えば、その状況だ
ほとんどTV局のスタジオ内で話が展開され、ワンシチュエーション・スリラーのような様相を呈してくる
しかし、それでいて、決してチープにならず、しっかりとした裏付けがされているというところは見事
本作はインサイダー取引や情報操作による詐欺などの問題を提議しており、とある会社と財テク番組という2つを軸にして、生放送中に真実を明らかにしようとする

Money Monster

この''生放送中''というのが重要なところを占めており、実際に起こっているかのごとく、リアルなカメラワークと演出が施されている
それが良いように作用しており、説得力のある映像に仕上がっているし、TV製作陣のプロフェッショナルな姿勢が存分に映し出されるという結果を招いている
TV製作陣、警察、さらにはこの事件のきっかけとなる会社の面々の表情を交互に映し出すという割かしよくある演出なのだが、そこにはリアルな現場の空気が漂っていた
またこの''番組''を観ている視聴者たちの表情も印象深い
ジョディ・フォスターの監督としての手腕という点では及第点といったところで、リアルな空気感を醸し出すところなど、この手の社会派スリラーを撮ることには長けている印象を受ける

Money Monster

面白いか面白くないかで判断すると、そこまでインパクトの強い作品ではないので、難しいところだが、情報社会であり、ネットを通じて、容易く現金の取引ができる現代では、とても重要な位置づけを占めそうな作品である

主演は、ジョージ・クルーニー(George Clooney)

George Clooney

序盤はいけ好かない独り善がりな司会者だが、自らの存在価値を知り、人間性を取り戻していく様をしっかり演じ切ったと思う
しかし、演技自体にはさほど新鮮味はなく、ただただジョージ・クルーニーだった

彼を支えるディレクター役には、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)

Julia Roberts

彼女の存在が物語をスリリングにしていると言っても過言ではなく、サスペンス・スリラーの真髄とでも言うべきパフォーマンスを魅せている

主演2人よりも存在感を発揮していたキャストが大勢いて、海外ドラマファンは見逃せないキャスト陣が顔を揃えている

ジョージ・クルーニーにしても元々は「ER 緊急救命室」から輩出された俳優だし、「アウトランダー」のカトリーナ・バルフ(Caitriona Balfe)、「ブレイキング・バッド」のジャンカルロ・エスポジート(Giancarlo Esposito)など、次から次へとごった返し状態
さらには近年評価を上げているジャック・オコンネル(Jack O'Connell)や一時期アジア人俳優として人気を博していたアーロン・ヨー(Aaron Yoo)なども出演しており、目を見張るキャスティングが施されていた

少しパンチの利いた作品を観たいという人にはおススメしたいし、決して面白くないわけではない
ただ全体的にダラダラした印象を受けるので、中盤で退屈に感じてしまうことは確か
なので、90分強という上映時間は救いだったのかもしれない

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