[海外ドラマ批評]大ヒット映画がTVドラマ化!!「ラッシュアワー」

Rush Hour

今回は、「ラッシュアワー(Rush Hour)」の批評

中国での任務中に愛する妹を失った、リー刑事は、ロサンゼルスの中国系マフィアの仕業だとし、単身LAへとやってくる。
一方、LAPDのお騒がせ刑事カーターは、ある事件で騒動を起こし、謹慎処分に。
そんなことからコンビを組むことになった彼らは、中国系マフィアの捜査をしながら、''天使の街''で日夜繰り返される犯罪を阻止することになる・・・

最近の海外ドラマ事情として、かつての大ヒット映画をTVドラマ化するという傾向が強く、本作も例外ではない
1998年に第1作が公開されたブレット・ラトナー監督、クリス・タッカー&ジャッキー・チェン主演のオリジナルの「ラッシュアワー」は、軽快なテンポと爽快なアクション、そこに抜群の音楽センスがピッタリと合わさり、大ヒットを記録した映画
3作目まで公開され、ジャッキー・チェンのアメリカでの人気を確かなものにした作品としても有名だ
そんな大ヒット映画をブレット・ラトナーがTVドラマとして蘇らせ、あの痛快コメディを全13話にも渡り、描き出したのが本作
オリジナル版同様軽快なテンポで話が進み、アクションもかなりキレの良いものを魅せており、なかなか面白かったというのが正直な感想だ

Rush Hour

毎回組み込まれる映画ネタもさることながら、コメディ、アクション、サスペンスと「ラッシュアワー」の持つ魅力を1話40分に詰め込んであり、まさに娯楽作品
特に第11話の「大ハードなデート」なんて、思いっきり「ダイ・ハード」で、楽しめたものだ
しかも、映画版の方ではあまり描かれなかったリー刑事の人間性や心の奥底までをも映し出しており、心温まる部分も数多い

Rush Hour

ただ、強いて難点を言うとすれば、軽快なストーリー展開な分、しっかりと描けていないところも目立ち、事件解決までの道筋が見えないというのもあるし、毎回似たような話の展開なので、正直飽きが来るというのも否めない
それでも、近年稀に見る、ただただ楽しめる海外ドラマとして、大変おススメだし、コメディとしては十分すぎる出来栄えなので、気軽に楽しめるドラマという事だ

映画版でクリス・タッカーが演じたカーター刑事役には、新進俳優のジャスティン・ハイアーズ(Justin Hires)

Justin Hires

エディ・マーフィやクリス・タッカーを彷彿とさせるようなマシガントークで笑いを取れる、天性のコメディセンスを大いに感じた
そこまでガッチリとした体格ではないのでアクションは人並みだが、取り込み中でもなんのその、とにかく笑いを取ってくるその演技には、抱腹絶倒間違いなし

映画版でジャッキー・チェンが演じたリー刑事役には、''アジアのオーランド・ブルーム''ことジョン・フー(John Foo)

John Foo

とにかく彼がものすごく良い
本作の要であるカンフー・アクションも見事だし、カーターとの凸凹具合やアメリカの文化に詳しくない設定など、とにかく緩急のついた見事なパフォーマンスを魅せている
その扱われ方やクールな面持ちにも注目で、終始目が離せない俳優だった
アクション俳優として、これからに期待

他にもディディ役のエイミー・ガルシア(Aimee Garcia)やジェラルド役のペイジ・ケネディ(Page Kennedy)など、脇で存在感を発揮し、面白くも心温まる演技を魅せてくれた

Aimee Garcia
Page Kennedy

コメディという点では、ドノヴァン役のカーク・フォックス(Kirk Fox)もお忘れなく

アメリカでの評価は低いようだが、日本だと意外と人気を獲得できたようなので、DVD化してもらいたい
映画版のファンでも納得の出来栄えだし、エンターテイメント性に優れた作品
軽く楽しめる、ただひたすらに海外ドラマを楽しみたいという人には、もってこいの作品だ

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