[映画批評]DCユニバースの海外ドラマファン必見の映画「400デイズ」

400 Days

今回は、「400デイズ(400 Days)」の批評

宇宙飛行の訓練の為に、僻地の地下に設置された疑似宇宙船へと乗り込んだ4人のクルー。
この実験を成功させれば、本当に宇宙に行けるということから、400日にも及ぶミッションを引き受けた彼らは、来る日も来る日もぶつかり合いながらも、淡々と長い時間を過ごしていった。
しかし、ミッションもあと数日と迫ったある日、隔離された空間であるにもかかわらず、謎の人物が乗り込んでくる。
その日から酸素は減り、意識不明に陥るクルーも出たことから、ミッションを中止し、外に出ようとするが、そこは見覚えのある地球とは程遠いものだった・・・

「月に囚われた男」のような孤独感と閉塞感が両立された映画である事を期待して、鑑賞したのだが、どうにも惜しい映画だった

400 Days

とにかく惜しいの一言に尽きる映画で、前半は宇宙船を舞台にしたワンシチュエーション・スリラーの様相を呈し、徐々に閉塞的な環境に順応できてないクルーたちの精神が崩壊していく様が描かれており、これから何が起きるのか、どんな驚きが待っているのかという期待で胸を膨らませながら観ていたのだが、突如事態が急変し、ホラー映画の世界へ
ゾンビのような未知の生物が現れるは、次第にはカルト教団に支配されたかのような町に足を踏み入れていくミステリー映画さながらの雰囲気に支配され、物語について行けない始末

400 Days

ここまでならまだ良くて、世界観に浸れるのだが、結局のところ何だったのかというところがハッキリせずに、無駄な期待感を持たされた次第である
今まで期待して観ていた時間は何だったのか、あれこれ頭の中で考え巡らせながら観ていた労力は何だったのか、そんな気持ちに最後はさせられる映画であり、結末さえしっかりしていれば、良作だったのに何とも惜しい作品なのだ
1969年の月面着陸や宇宙競争時代、宇宙開発に対する政府の陰謀などを描きたかったのだろうが、最初に実際の映像を交えながら描いても、そこは無駄骨に近い
全体で90分という時間の短さが救いではあるのだが、400日という期間をこの上映時間で描くのは大変難しく、駆け足で話が進み過ぎて、登場人物の人物像をハッキリできていない部分も残念だ
ただ、世界観は好きだし、好みは分かれると思うが、期待を裏切られたものの、楽しい時間であったことは間違いない

正直なところ、この映画を観た理由というのは、そのキャストにあって・・・
主演はDCユニバースの海外ドラマ「レジェンド・オブ・トゥモロー」でレイ・パーマー/アトムを演じる、ブランドン・ラウス(Brandon Routh)

Brandon Routh

流石は「スーパーマン リターンズ」でハリウッドで名が知られた俳優だと言わんばかりに、やはり映画での存在感は、TVスターの粋には収まらないものがある
主演俳優として存在感のある演技を魅せているし、とにかく宇宙服がよく似合う
宇宙船の船長として周りを引っ張る演技を魅せているし、頼りがいのある男だ

ヒロインを演じるは、こちらも「レジェンド・オブ・トゥモロー」にてサラ・ランス/ホワイトキャナリーを演じる、ケイティ・ロッツ(Caity Lots)

Caity Lots

彼女もまたサラを演じている時とは違い、知的で謎めいた雰囲気を醸し出していた
特にブランド・ラウスとは元恋人同士という関係性で、DCユニバースを観ている人なら、思わずニヤけてしまうだろう

もう一人、DCユニバースから参戦している俳優がいて、その俳優とは、「THE FLASH/フラッシュ」でハリソン・ウェルズを演じる、トム・キャヴァナー(Tom Cavanagh)

Tom Cavanagh

彼の真骨頂である嫌らしく怪しげなオーラを身に纏った演技を堪能できるのが、最大の魅力と言えよう
彼が登場すると場の空気が一気に怪しくなり、世界観に引き込まれる
やはり素晴らしい俳優だと納得させられる

他のキャストも少数精鋭な感じで、実力派が顔を揃えていたと思う
特に序盤は「13日の金曜日」などのホラー映画常連のベン・フェルドマン(Ben Feldman)が、良い意味でかき回してくれた

Ben Feldman

正直なところ、何も明らかになっておらず、『』の灯る作品なのだが、DCユニバースファンとしては、観て損はなかったと言える
ただ、内容ありきで考える人にはおススメしないし、結局モヤモヤがかなり残る映画で、置き去りにされてしまうこと間違いない・・・
400日目・・・一体何が起こったのだろう・・・

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