[映画批評]「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督作品「スーパー!」

Super

今回は、「スーパー!(Super)」の批評

ジェームズ・ガン(James Gunn)監督作品
今まで経験した幸せな瞬間は2度しかないフランクは、その中の一つが妻との結婚だったが、妻は薬物依存に陥り、極悪人のジョックという名の男に奪われてしまう。
何とか取り戻そうとするフランクは、神の啓示を受け、悪に制裁を下す''クリムゾン・ボルト''として、街の平和のために立ち上がる・・・

たまたま近所のレンタルショップのコメディコーナーで目に留まり、強烈なパッケージとコメディ要素強めのヒーロー作品という事で鑑賞
高めの期待値で鑑賞したのだが、そこまで面白みのない作品で、この手の作品にしては珍しく、暗さの目立つ作品だった
まず驚いたのが、オープニングクレジットで監督がジェームズ・ガンであったこと
ガンといえば、2014年に公開されたMARVEL「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で、そのヒーロー作品らしからぬ独特な作風で一世を風靡したと言っても過言ではない監督
その彼が「GotG」以前に監督したヒーロー作品という事で、ますます期待値が高まったものである
しかし、どうにも爽快で軽快だった「GotG」とは異なり、危ない香りのするドギツイ作風で受け入れられなかった

Super

音楽の使い方など、彼らしい魅力が見え隠れした作品ではあるのだが、雰囲気があまり好きではないと言ったところ
内容的にも終始くだらないクソ映画であり、今後見ることは絶対にないと断言できるほど
良いように本作を現すとすれば、中年オヤジ版「キック・アス」といった感じだが、「キック・アス」のような爽やかさが本作には欠如していて、もっとその部分を重要視してほしかった

Super

ただ、アメコミネタが満載の作品であることから、MARVEL or DCコミック問わず、アメコミ好きの人は一度観ても損はないのではないか

''クリムゾン・ボルト''に変身する、中年オヤジを演じるのは、レイン・ウィルソン(Rain Wilson)

Rain Wilson

そこまで有名なコメディアンではないと思うのだが、どこかで観たことがある
彼は「トランスフォーマー/リベンジ」でサム・ウィトウィッキーが通う大学の教授で、りんごにかぶりつく彼だ
そこでも怪しげな雰囲気を身に纏っていたが、本作でも怪しさ全開だ
決してヒーローと言えるような容姿でも、設定でもないため、シリアルキラーの物語と間違われてもおかしくないレベル
そのぐらいに表情の一つ一つにイカれたようなものがあり、逆にこの''クリムゾン・ボルト''という役にはピッタリと言えよう

その妻サラを演じるのは、リヴ・タイラー(Liv Tyler)

Liv Tyler

回想シーンになると彼女の目が青く強調されており、その辺にはセンスを感じたが、リヴ自体はそこまで印象的ではなかった
ヒロインという立場で考えると、エレン・ペイジ(Ellen Page)の方がその立場に近い

Ellen Page

コミック店の店員で活発なオタ女をキュートに演じており、一番好印象
エレンの魅力が存分に発揮された役柄と言えるだろう

そして、注目なのが悪役で、演じるのは、ケヴィン・ベーコン(Kevin Bacon)

Kevin Bacon

後に「X-MEN」で悪役を演じることになる彼が、それよりも前にヒーロー作品で悪役を演じているというところがミソで、なかなか面白い存在感
奥の深い重厚な役柄を演じることの多い彼が、ここまで薄っぺらで、軽い役を演じているところに逆に魅力を感じてしまうものだ
彼の存在がなかったら、この映画のレベルはもっと低かったのではないか

他にもマイケル・ルーカー(Michael Rooker)やネイサン・フィリオン(Nathan Fillion)、グレッグ・ヘンリー(Gregg Henry)などが異彩を放つ役どころで出演していた

コメディとしては全く面白くないし、おススメしないのだが、アメコミ作品が好きな人なら、手に取ってみるのもありかもしれない
キャストや小ネタなど、思わずクスッとしてしまうような要素が結構含まれているので、そこら辺を楽しむぐらいしか、面白味がないのは確かだ

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