[特集映画批評]今からでもまだ間に合う!!「ボーン」特集その③「ボーン・アルティメイタム」

The Bourne Ultimatum

今回は、「ボーン・アルティメイタム(The Bourne Ultimatum)」の批評

ポール・グリーングラス(Paul Greengrass)監督作品
モスクワでの追跡から辛くも逃げ切ったジェイソン・ボーンは、自分に関するある記事を見つけ、記者に接触する。
しかし、その記者にも政府の手は伸びており、その記者は射殺されてしまう。
彼が残した言葉である''ブラックブライアー''という言葉を基にボーンの最後の戦いが幕を開ける・・・

この「ボーン」シリーズ3部作は、全作を通じて、ボーンと共に記憶を探す旅に出ているような作品であり、今回全ての謎を解き明かし、記憶を取り戻す瞬間をしっかりと描かなければならない
そういった点においても重要な作品であり、ラストをどれだけしっかりとした物に出来るかは、監督の腕にかかっている
そんな心配は一切無用といった具合に、続編が公開される度に、前作よりも質の高い作品を製作できているのは賞賛すべき点だ
動きのあるカメラワークで、とてつもない臨場感を醸し出し、緊張感を煽る音楽の使い方、スピード感のあるストーリー展開、全てのピースがしっかりと合致しており、シリーズ中でも最高傑作と言える作品に仕上がっている

The Bourne Ultimatum

ストーリーに関しても社会派ドラマのような印象を大きく受け、退役軍人たちが患うPTSDという現代社会の抱える問題などを浮き彫りにしているようにさえ感じる
また、本作はそのドラマ性に富んだ脚本構成に負けず劣らずのド派手なアクションも繰り広げられ、迫力満点の様相を呈してくる

The Bourne Ultimatum

そこもまた見どころであり、''アルティメイタム=最後通告''のタイトル通りシリーズの集大成であることを物語っている
とにかく最初から最後までカッコいいの一言に尽きる映画だ

主演は、マット・デイモン(Matt Damon)

Matt Damon

前作から3年が経過しているにもかかわらず、全く変わっていないように魅せるのは、やはりマットの実力があってこそ
劇中ではそこまで時間が経過しているわけではないので、演じるのは大変だっただろうが、違和感を感じないのは凄い
よりアクションにも説得力があるし、記憶を取り戻す寸前のボーンの内面を見事に表現している

その分、他のキャストの存在感が薄いのが、微妙なところではあるのだが、ジュリア・スタイルズ(Julia Styles)を初めとした、女性陣は頑張ったと思う

Julia Styles

シリーズを追うごとに重要度が増してきたジュリアは、今回は全編通しての出番があり、活躍が目立った
特にボーンと協力するようになってからは、より魅力的な面を魅せるようになった

またパメラ・ランディ役のジョアン・アレン(Joan Allen)は前作よりは印象に残らないのだが、良い活躍を魅せたと思う

Joan Allen

特にボーンを追う側から味方サイドに就いてからは、彼女に感情移入せずにはいられない

後は、やっぱりデヴィッド・ストラザーン(David Strathairn)のひたすら悪役な容貌は印象深い

David Strathairn

彼が追い込まれていく様は、愉快に思うほどに、悪役に徹している

他にもエドガー・ラミレス(Edger Ramirez)やダニエル・ブリュール(Daniel Brühl)などが出演しており、良い演技を魅せていた

3部作としては快心の出来であり、傑作アクション・サスペンス
まさか、この先にまだジェイソン・ボーンのストーリーが続くとは思わなかったが、良い感じに含みを持たせた終わり方をしていただけに失敗しないことを祈りたい

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