[海外ドラマ批評]アウトキャスト

Outcast

今回は、「アウトキャスト(Outcast)」の批評

「ウォーキング・デッド」の原作者が仕掛ける新たなるホラー
主人公カイル・バーンズは、ある事件をきっかけに、家族と離れ、周りから隔絶された生活を送っていた。そんな中、ある事件の調査に向かった牧師から協力の依頼を受け、現場に向かうと、そこには''何者か''に憑りつかれた少年が・・・

あまりにもどぎついシーンから始まるため、一瞬で観るのをやめたなんて話も目にしたほどに、嫌な始まり方をするドラマ
「エクソシスト」のようないかにもな宗教的ホラーであり、感じ方は人それぞれだろうね
というのも最近の軽いホラー作品とは一線を画す、正直気分が悪くなる類のホラーで、観るのが嫌になってしまうことも度々あった
それほどまでに不気味なテイストで、薄暗い雰囲気が漂っている作風
本作の抱えるテーマというのが『悪霊との戦い』という「スーパーナチュラル」のようなものを期待していた人も多いかもしれないけど、そういったシーンは全体の半分も占めているかという程度で、ほとんどが主人公カイル・バーンズとその関係者たちによる人間ドラマ
「ウォーキング・デッド」ではゾンビとの戦いと重厚な人間ドラマがバランス良く配備されていたけど、本作はアクションとドラマのバランスが良くなく、どうにも退屈な時間を過ごすことが多かったというのは否めない
ただ、今シーズンはいわゆる''序章''のような印象が強く、もしかしたら今後そういったシーンが増えてくるのかもしれないね
まだまだハッキリとしない部分が多く、未だに理解しきれてないところもしばしばあり、今後の展開には注目していきたい

主演は、実力派俳優のパトリック・フューギット(Patrick Fugit)
実力派キャストという触れ込み通りの見事な奥行きのある演技を魅せてくれた
特に印象に残ったのは、彼が娘を見る目
大切な娘をただひたすらに守ろうとする目にかなりの説得力があって、感情移入を誘う
普段は感情を表に出さないタイプの役柄であるにもかかわらず、ここだけ真に感情表現をする彼の演技には感銘を受ける
どこか頼りなさ気な印象を与える青年だけど、一途に進み続ける姿は、最後には逞しさすら漂わせている
まさに、このカイル・バーンズという人間に憑依していると言っても良いくらいの好演だった
他のキャストで正直目を惹かれる存在はいなかったけど、皆それぞれ難なく仕事をこなした印象

結論から言うと・・・やっぱり「ウォーキング・デッド」ほどの衝撃を与えるドラマには到底至ってない印象
しかし、随所に見どころのある作品で、今後もしかしたらそれに匹敵するような作品に仕上げてくるかもしれないから、長い目で見守っていきたいと思う





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