[最新映画批評]X-MEN:アポカリプス

X-MEN:Apocalypse

昨日、「X-MEN:アポカリプス(X-MEN:Apocalypse)」を観に行ってきたので、今回はその批評

紀元前3600年。人類史上初のミュータントとして君臨していた男は神として崇められていた。新たなミュータントへの転移を試みていた彼の元で反乱が起き、瓦礫の下に埋もれてしまう。時は流れ、1983年。復活を遂げた彼は、アポカリプス(黙示録)と呼ばれ、核兵器まで製造した人類に怒りを募らせ、自らが世界を浄化し、再び神として君臨しようとしていた・・・

まさにシリーズ最高傑作
このシリーズ最大の見どころは、なんといっても冒頭のシーンにありと言っても良いくらいに、20世紀フォックスのクレジットの後に展開されるアクションシーンからのオープニングがものすごいド迫力でカッコいい
この時点ですでに興奮度はMAXになり、そのままラストまで突っ走る印象
現に冒頭からラストシーンまで全くと言っても良いほどに休み時間がなくて、ひたすら走り続けてるような印象を大いに受けるし、それでいて全く飽きさせず、シリーズ通してのマンネリも懸念される中、そういったことも一切なく、アメコミ映画の極みを観ているようだった
古代エジプト文明を描いた序盤から各々登場人物全てに焦点を当てたシーンに至るまで新鮮味すら感じたし、ただでさえ多くの名キャラクターたちが登場する作品なのに、一人一人疎かにすることなく、しっかりと見せ場を作っているところには感心
特にシリーズ通してのヴィラン マグニートーであるエリックの背景には、彼の哀しみや悪の根源となったものまで描かれていて心を揺さぶる
そういう意味でも「X-MEN」という作品が持つ''哀しみ''というものを終始描き切っているし、秀逸な人間ドラマが繰り広げられていて、一種のオペラのような印象も受ける、まさにシリーズの集大成に相応しい作品と言える出来栄え
今まで書いたことをすべてひっくるめると、シリーズ最高傑作であり、MARVELだけでなく全てのアメコミ映画の中でも最高傑作と言えるような作品ということ

出演はジェームズ・マカヴォイ(James McAvoy)、マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)、ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)、ニコラス・ホルト(Nicholas Hoult)、ローズ・バーン(Rose Byrne)、ルーカス・ティル(Lucas Till)などのオリジナルキャストに加え、オスカー・アイザック(Oscar Isaac)、ソフィ・ターナー(Sophie Turner)、タイ・シェリダン(Tye Sheridan)、コディ・スミット=マクフィ(Kodi Smit-McPhee)、アレクサンドラ・シップ(Alexandra Shipp)、オリヴィア・マン(Olivia Munn)などの新キャストも登場し、より一層豪華な顔ぶれに
マカヴォイは相変わらずパトリック・スチュワートのプロフェッサーを継承しつつ、彼らしい色を加えてる
深い感情表現も目を惹き、本当の''プロフェッサーX''になるまでをしっかりと演じきってる
スキンヘッドもかなりお似合いで
エリックを演じるファスは、今回エリックの人物背景が大きく取り上げられていて、感情移入の対象として描かれてるんだけど、彼の生き様や内に秘めたものを目にしたら、心揺さぶられずにはいられない
その''哀しみ''や''感情の変化''を見事に演じきったのが、ファスで、とにかく、彼の類稀なる演技力が功を奏していて、感情の爆発や静かなる狂気、さらには''愛''に至るまで表情豊かに静かに表現して魅せた
誰よりも今回良い働きをしていて、今まで以上にマイケル・ファスベンダーという素晴らしき俳優のことを好きになること間違いない

そんな彼らよりも圧倒的な存在感を発揮したのが、悪役アポカリプスを演じる、オスカー
これほどまでに絶対的な存在感の悪役を演じきったアメコミ俳優がいただろうかと思わせるほどの驚異的な存在感で、終始圧倒されっぱなし
それほどまでに伝わってくる絶望感や圧迫感がものすごく、アメコミ映画史に残る名演で、スクリーン全体に広がる禍々しいオーラに圧倒されずにはいられないはず
いつもは背が小さいように見えるんだけど、今回は違和感なくみえた
彼ら3人が圧倒的な分、ミスティークとハンクが少々陰に隠れてるのは否めないけど、それでも彼ら2人の関係性が良い具合に表現されてるし、彼らの活躍が良い包容力を発揮してるのは確か
あと、どうしてもここで触れたくて、最も目立った活躍を魅せたと思うのが、ジーン・グレイを演じたソフィ・ターナー
彼女の演技力の高さというのは証明されているのは承知だけど、「ゲーム・オブ・スローンズ」のサンサを演じた経験を活かしながらも、全く違う演技を魅せていて、女優としての成長にただただ驚かさせられた
後に重要なカギを握ることになるジーンの危うさと頼りがいを見事に演じてて、彼女が登場すると鳥肌の連続
「GoT」の時よりも華やかさもあり、彼女の単純じゃない美しさというのも際立っているように感じた
正直、彼女の好演だけでも、映画一本分のお金を払っても良いぐらい
ここ最近コメディエンヌの印象が強いローズ・バーンのシリアスな演技も印象深いけど、やっぱりエヴァン・ピーターズ(Evan Peters)演じるクイックシルバーも見逃せなくて、彼の登場シーンはかなり良かった
思わず笑っちゃったんだけど、前作よりも良いキャラしてて、良い箸休めになってる
相当、彼の登場シーンには力を入れたと思われる
それにしても「MUD」のタイ・シェリダン君は大人になったし、「モールス」のコディ演じるナイトクローラーも良い味出してた
でも、ルーカス・ティル演じるハヴォックはショックが大きかった
ルーカスが出てることが本当に嬉しかったし、ハヴォックというキャラを見事に体現してたよね
だから、もっと活躍してほしかったなー
キャスト同士の切磋琢磨が伝わってくる感じで、劇中ミスティークとジーンが繰り広げる会話からも察知できるんだけど、シリーズおなじみのキャストと新キャストが良いバランスで織り交ざってて、経験豊富な俳優陣とまだまだ浅い俳優陣とのセッションがお互いの良いパフォーマンスに繋がっていることがうかがえた
ジェニファーがソフィに自分の体験談を話してるように見えたよ
あっあの人気キャラクターの登場も見逃さないように

シリーズのファンなら納得の素晴らしい完結編
これで、「X-MEN」という作品を本当の意味で理解できたような気がする
しかも、このシリーズのすごいところは、シリーズを追うごとに良いものを作り上げているところだよね
この集大成はぜひ劇場で堪能してもらいたいし、素晴らしい映画体験ができることを保証する
とりあえずここで完結なんだけど、今後に繋がる新たなるスタートとしても描かれているので、これはエンドロールの後まで見逃せない
とりあえず、全作復習した方が良いと思うよ
オリジナルの3部作とは違うタイムラインみたいだけど・・・ちょっとその辺は、ゴッチャ





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