[海外ドラマ批評]刑事ヴァランダー シーズン3

これから「刑事ヴァランダー」を観ようと思ってる方、まだ観たことのない方は・・・

前シーズンまでの批評はこちら

シーズン1
http://sunsetblvdla.blog.fc2.com/blog-entry-610.html

シーズン2
http://sunsetblvdla.blog.fc2.com/blog-entry-619.html

ここからは、シーズン2の内容を多少含みます





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今回は、「刑事ヴァランダー(Wallander)」シーズン3の批評

父親の死をきっかけに、ヴァランダーは乾ききった生活を一新させることを決意。気のおけない家族との静かな暮らしを求め、海辺近くに家を購入し、ヴァンニャと彼女の息子ペーター、そして犬のユッシと暮らし始めるが・・・

今シーズンも道徳的な社会性から逸脱した事件が数多く発生して、ここまで来ると少し90分という長さがネックになり始めているのは否めない
英国ドラマ特有の1話90分強というスタイルを2年という間隔を開けた後でも続けているんだけど、どうにも無慈悲な事件の数々と残虐性で、観ている側としても思わず目をそむけてしまいそうになり、90分耐えるのがやっとこさといったところ
確かにリアリティを追及しての事件性を描き切っているんだと思うけど、どうにも気分が悪くなる
また、調査の過程においても毎話マンネリ化と長さで集中力が持たないというところもチラホラ
といっても、相変わらず事件の裏に隠された背景や登場人物たちの感情を情景で映し出すことにおいては長けているドラマだし、ヨーロッパらしい寒空と相まった見事な感情表現ができてる
第2話ではスウェーデンを飛び出しての事件調査までも行われ、新たな視点から描き出されている部分も評価したいかな

主演は、間隔が空きながらも見事な一貫性を魅せた、ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)
こういうドラマだと、前シーズンの時と違う演技を魅せたりする俳優が多い中、さすがは名優で、見事な一貫性を魅せ、尚且つ前シーズンまでは不摂生な出で立ちが目を惹いたヴァランダーだけど、恋人との同棲を期に健康的な出で立ちへと変貌を遂げている姿もきっちりと表現して見せてる
動きにもキレがあり、より一層仕事に熱が入っているように見えた
また、その後の関係性や家族との再会で起こる出来事などでも変化が見られ、これから新たな再出発を迎えるという事を印象付けるシーズンだった
そして、ヴァランダーの身には思いもよらぬ悲劇的な出来事もあれば、嬉しい出来事もありと、彼の人生の転機を大きく取り上げているようにも感じる
悲劇的な出来事っていうのは、かなりの衝撃だったとだけ言っておく
前シーズンまで主要キャストだったトム・ヒドルストンは降板してて、その説明が一切ないのは、少し残念・・・
「マイティ・ソー」出演で忙しくなったのかな

少し退屈に感じる部分も多かったけど、それでも目が離せないのが、このドラマ
英国ミステリーらしい湿った印象を色濃く受けるシーズンで、新たな手法や新キャストも取り入れながら、新鮮さを醸し出しているところもあり、まだまだ新しい楽しみ方も見せてくれそう





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