[海外ドラマ批評]刑事ヴァランダー シーズン2

これから「刑事ヴァランダー」を観ようと思ってる方、まだ観たことのない方は・・・

前シーズンの批評はこちら

http://sunsetblvdla.blog.fc2.com/blog-entry-610.html

ここからはシーズン1の内容を多少含みます






刑事ヴァランダー シーズン2 DVD-BOX



今回は、「刑事ヴァランダー(Wallander)」シーズン2の批評

老夫婦が何者かに襲われ、隣人の通報によりイースタ署のヴァランダーらが到着すると夫は既に死亡し、妻は瀕死の状態であった。強盗の仕業と思われたが負った傷の状態から両者共に拷問を受けており、奪われた物も不明。目ぼしい財産を持っていそうにない田舎に住む老夫婦に犯行の動機となりえるものがあるとは思えない中、重傷を負った老婦人が「外国の・・・」と言い残し死亡してしまう・・・

若者たちの起こす事件が多かった前シーズンに比べると、今シーズンは人種差別や臓器売買、虐待など、より深い現代社会の抱える闇を浮き彫りにしていて、一層重厚な展開を魅せてる
元々社会派な一面を持ち合わせているドラマだったけど、衝撃的な内容を含む事件が増えたような印象を受けるし、残虐性も増してて、そういうシーンも多々登場するから、少し不快感
今シーズンはヴァランダー自身が置かれている状況と重ね合わさった事件が起きることが多く、その辺の関連性には重厚さを感じるし、観ている側としてはヴァランダーを感情移入の対象としてとらえやすくなってる
事件捜査中のヴァランダーの額に浮かぶ汗や表情なども印象的で、緊迫の捜査過程を追体験できるのも感情移入しやすい要因の一つ
それでいて、今シーズンから犯人目線のシーンも合間に取り入れられるようになってるから、英国ミステリーらしい湿った印象も受けたシーズンだった
でも、やっぱり1話が長いよねー
過程が長くて、途中で集中力が切れちゃうのが難点

主演は、ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)
老体に鞭を打ってアクションを披露しているのが印象的だし、ケンが、銃を片手に建物を駆け上がったりするところは新鮮さを感じるし、それでいてどこか安心できない部分があって、それもヴァランダーの抱える病気や性格、どこか不摂生な部分を上手く体現できているからだと思う
また、彼自身に多大な影響をもたらす出来事が起きるのだけど、その時の心情をしっかりと表現できているところには流石の演技が光っている
共演のトム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)は、あまり見せ場という見せ場はなかったけど、それでも脇で存分に存在感を発揮してた
ただ、ここ数日、彼とテイラー・スウィフトの話題ばかりを目にするから、どうしてもその印象を拭い去れずに観てちゃう
トムヒは素晴らしいんだけど、やっぱりイメージがつくと感情移入がしづらくなるのは否めない
ジェームズ・ボンド/007役の最有力と言われながらも、これが原因で外されたなんて話も目にしたけど、こういう体験をしてしまうと納得せざるを得ないよねー
俳優という職業は、極めてデリケートな存在であり、大変な職業であるという事を改めて痛感した

シーズンを追うごとに全体的な質が向上しているように感じる
ますますヴァランダー自体が置かれる状況も苦境になっていき、目が離せない展開の連続なんだけど、あんまり好きなテイストじゃないんだよねー

Huluでも配信中




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