[映画批評]もうひとりのシェイクスピア

もうひとりのシェイクスピア [DVD]



今回は、「もうひとりのシェイクスピア(Anonymous)」の批評

16世紀末、エリザベス王朝の時代を舞台にシェイクスピアが書いたとされる数々の名作は、実は違う人が書いていたという内容のミステリー
原題の「Anonymous」は、匿名という意味でこのタイトルが全てを物語ってる

序盤から重厚な舞台劇のような演出が光っていて、劇場で観劇しているような感覚になっていい
内容は、政治的背景が結構描かれてて、シェイクスピア作品を書いたと仮定されている伯爵の数奇な人生を過去と現在を交錯させながら、話が展開
劇中には、「ヘンリー五世」や「ロミオとジュリエット」といった作品が演じられてるんだけど、そういったシーンは面白い
文学的作品というよりも、歴史ドラマを観ているような印象で少々退屈に感じる部分もある
歴史的人物をちょっとユーモラスに描いてる
時代劇が好きなら楽しめるけど、全体的には及第点ぐらいの印象

物語の主人公の伯爵役は、リス・エヴァンス(Rhys Ifans)
「ノッティングヒルの恋人(Notting Hill)」で観て以来、好きな俳優の一人「ヒューマン・ネイチュア(Human Nature)」とか「Jの悲劇(Enduring Love)」みたいにエキセントリックな役柄が多いんだけど、今回は運命に翻弄される伯爵をすごい人間味溢れる演技で演じてて、素晴らしいの一言
出演してる俳優は、イギリスを代表する名優揃いだし、ティモシー・スポール(Timothy Spall)の息子レイフ・スポール(Rafe Spall)がシェイクスピア役で出演
インチキ臭い大根役者を好演

監督は、ローランド・エメリッヒ(Roland Emmerich)でこういう作品も案外いけるなという印象
「2012」や「デイ・アフター・トゥモロー(Day After Tomorrow)」等のディザスター・ムービーの印象が強いだけに以外だった

自筆の作品が残されてないにしても、演劇の礎を築き今日も演劇界に多大な影響をもたらす戯曲やソネット等が、シェイクスピアが書いてないとしたらショックは大きい
zashは、シェイクスピア本人が書いたと思うけど、こういう仮定があっても面白いんじゃない
まぁでも今作で描かれてるようなシェイクスピアだったら、すごいショックだけどね

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