[特集映画批評]ニューヨーク,アイラブユー

ニューヨーク,アイラブユー [DVD]



今回は、「ニューヨーク,アイラブユー(New York,I Love You)」の批評

「パリ、ジュテーム(Paris,je t'aime)」の続編というか、ニューヨーク版で11人の監督で描き出す愛の物語

公開時に観に行って、その後何回か観てるけど、やっぱりこういう短編が繋がって、それぞれの人生が交錯していく、オムニバス型式の作品好きだわー
個々それぞれの作品がすごい芸術性に優れてて、創作意欲を掻き立てられる
多人種が入り混じるニューヨークをいろいろな視点から、尚且つニューヨークの名所をうまく描き出してる
愛というテーマは共通するものの、各々の描き方、愛の形が違くて、決してただのラブストーリーではない

ヘイデン・クリステンセン(Hayden Christensen)とレイチェル・ビルソン(Rachel Bilson)の話では、ヘイデンのカッコよさとレイチェルのキュートさが際立つ中、アンディ・ガルシア(Andy Garcia)の存在感ある演技が観れる

ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)主演の話では、宗教的な観点からの愛が描かれてるんだけど、そんなに興味をそそられない

岩井 俊二が監督した、オーランド・ブルーム(Orland Bloom)、クリスティーナ・リッチ(Christina Ricci)の話は、日本のカルチャーを前面的に押し出してる反面、ダコタ・ハウスやセントラルパークなどニューヨークを象徴する場所も描かれてて、なかなかオーランドのやさぐれた演技も結構好き

イーサン・ホーク(Ethan Hawke)、マギー・Q(Maggie Q)、クリス・クーパー(Chris Cooper)、ロビン・ライト(Robin Wright)の話は、路上を舞台にしてて、主に世間話をしてるだけで、日常を色濃く垣間見れた

ブレット・ラトナー(Brett Ratner)監督、アントン・イェルチン(Anton Yelchin)主演の話は、正直ラトナーは、アクションの印象が強いだけに意外な人選だと感じると共に、俳優の集まる街らしい話の内容だった
アントンの語りはなかなかだし、同じくニューヨークを舞台にした「ゴシップガール(Gossip Girl)」のブレイク・ライヴリー(Blake Lively)が出てるのも、なかなかツボを押してくる

ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)主演の話は、まぁまぁかな
ただ考えてることだけで描かれた序盤は良い

シェカール・カプール(Shekhar Kapur)監督、アンソニー・ミンゲラ(Anthony Minghella)脚本、ジュリー・クリスティ(Julie Christie)、シャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf)、ジョン・ハート(John Hurt)出演の話は、ちょっと難しい話だけど、なかなか秀逸
特にシャイアがミンゲラの作品に出てることが嬉しい
並み居る俳優がこぞって仕事を一緒にしたがった巨匠の脚本を演じてることに誇りを感じるし、しかもまた素晴らしい
足腰の不自由な役柄を見事に演じてるし、いつもと英語のアクセントも違って、この演技で演技派ということを証明してる

ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)監督作品が、この中でも1番、2番くらいに秀逸
子供の視点を見事に映し出してるし、多人種が入り混じってるという事を物語ってる内容

画家の話は、絵の描き方がなんとも印象深い

イーライ・ウォラック(Eli Wallach)主演の話は、引退後のスローライフをしっかり映像としてまとめ上げてる

ジャスティン・バーサ(Justin Bartha)も出てるんだけど、この人演技がいつも一緒で、時間が経つとどれがどの作品だかわからなくなる

全体的にうまくつなぎ合わせてあって、結構良作
ニューヨークに住む人たちの日常が垣間見えるんじゃないかな
話的には続いてないけど、「パリ、ジュテーム」も結構良い映画なので、ぜひ一緒に観てみて

そういえば特典映像で、本編では上映されなかった、スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)監督作品、ケヴィン・ベーコン(Kevin Bacon)主演の話があるんだけど、これがまた秀逸
本編の内容には合わなかったから使われなかったんだろうけど、セピア調の色使いでホットドッグを食べに行くだけの内容なのに、これがすごいアーティスティック
スカジョの監督としての手腕を感じた
これも合わせてご覧あれ






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