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【Film Review】『スウィート17モンスター』 (2016)

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『スウィート17モンスター』 (原題:『The Edge of Seventeen』) (2016年・米)

監督:ケリー・フレモン・クレイグ
出演:ヘイリー・スタインフェルド/ウディ・ハレルソン/ブレイク・ジェンナー/キーラ・セジウィック/ヘイリー・ルー・リチャードソン ほか

あらすじ:17歳のネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は、皮肉屋でやることなすこと上手くいかない、ちょっぴりイタい女の子。ある日、自分とは異なり人気者の兄が唯一の親友と恋愛関係になってしまったことで、ネイディーンの人生は、さらに難しいものへと変化していく・・・。



原題にある『The Edge of Seventeen』は、「大人への境界線」を意味したタイトルになっていて、アメリカでは18歳から大人として扱われることが多く、そういった意味で大人の一歩手前にいる難しい年ごろの女の子の人生が映し出される。
本作の主人公ネイディーンは決して学園の人気者でもなければ、何か打ち込める部活や夢があるわけでもない。いたって普通の女の子で、人生を模索中の主人公という表現が近いかな。
そういったこともあり、ありがちなハツラツとしたキャピキャピ系のティーン映画とは異なり、雰囲気は若干暗めなのだけど、これがまた、なかなかの良作!
クラスに1人は絶対にいる人生を悲観したタイプのティーン女子のリアルな日常が映し出されている印象が強く、誰でも一度は経験する思春期の苦い思い出が具現化された内容になっていて、共感度はかなり高めだと思う。
また、主人公に様々な意味で影響を与える登場人物たちの配置や距離感も良く、主人公が成長し、一歩踏みだすまでの道のりが非常に小気味よく映る。

そんな主人公のネイディーン役を演じるのは、ヘイリー・スタインフェルド
彼女がブレイクするきっかけとなった『トゥルー・グリッド』の時から一貫して、少し皮肉屋で、周囲とは違う価値観を持ったキャラクターを演じることに長けた女優。
本作でも、いわゆる人気者グループから外れた、スクールカーストで言えば下の方にいそうなティーン女子を体現した表情を魅せてくれる。
彼女の支えとなる教師役のウディ・ハレルソンも安定した深みのある演技を披露。
最近は生徒に関心のない教師が増えているというのをよく耳にするけど、まさに見習ってほしい教師の鑑のような役柄を静かに演じている。

何があっても、人生は進み続けるというメッセージが込められており、10代の間に鑑賞してもらいたい、青春映画だ。

評価:★★★★★★★☆☆☆



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